シリーズCラウンド前半で24.6億円の資金調達を実施

　自然エネルギーの普及並びに蓄電、送電技術の進化において新規事業を展開する株式会社パワーエックス （本社：東京都港区、取締役兼代表執行役社長 CEO：伊藤 正裕) は、この度、成長フェーズにおける重要な投資ラウンドであるシリーズCラウンド（以下「本ラウンド」）の前半として、新たに24.6億円に及ぶ資金調達を実施しました。この資金調達は、既存投資家と新たに参画する投資家を割当先とするものです。これにより、当社の累計資金調達額は約259.2億円となりました。

■今回の資金調達に参画の投資家（敬称略）

- シリーズCラウンドでの新規投資 
・戸田建設株式会社
・ＳＭＢＣ日興証券株式会社
・その他、金融機関1社等

-  既存株主からの追加投資 
・Frontive Holding
・Spiral Capital株式会社
・株式会社ちゅうぎんキャピタルパートナーズ
・その他、従業員持株会等

■当社事業の進捗と今後の見通し

パワーエックスは、蓄電池を活用した製品やサービスの出荷および導入を加速しています。蓄電池型超急速EV充電器「Hypercharger」は、昨年秋の量産開始以来、既に60台以上が出荷されました。これらの充電器は、日本全国の自動車販売店や道の駅、商業施設などで幅広く利用されています。また、定置用蓄電池については、この秋から系統用蓄電所案件の設置本格化に伴い、岡山県玉野市の提携工場における生産を増強します。これにより、現在の2日に1台の生産ペースから、1日1台ペースでの出荷を予定しています。さらに、電力事業は、今夏から東京エリアのオフィスビルへの再エネ電力の供給を開始しました。　

当社は今後も蓄電池を中心とした製品やサービスを国内の生産・開発拠点からお届けする事で、脱炭素社会の実現に向けて貢献してまいります。

■今ラウンド参加の投資家によるコメント

●戸田建設株式会社 執行役員副社長 戦略事業本部長 植草  弘 
「建設業界において初めて、パワーエックス社への出資に参画できることを大変嬉しく思います。パワーエックス社が取り組む革新的な蓄電池及びそのソリューションは、当社の建設分野における蓄電池の活用（BCP 対策、ピークカット、系統用蓄電池など）だけでなく、再生可能エネルギー事業との相乗効果が期待できます。今後は、両社の知見を活かしながら、蓄電池を活用した新たな取り組みができることを楽しみにしています。」

●ＳＭＢＣ日興証券株式会社　マーチャント・バンキング部長 マネージング ディレクター　中西 孝介 

「永遠に、エネルギーに困らない地球」というビジョンを掲げ、伊藤CEOを中心とした経営チームの強力なリーダーシップのもと、エネルギー問題の解決に全力で取り組むパワーエックスのチャレンジに共感し、出資させていただくことといたしました。再生エネルギー利用率の拡大等を通じたカーボンニュートラルの実現に向け、蓄電池やEV充電器等の普及は必要不可欠であり、パラダイムシフトが起こる中でその中心的な存在として、今後一層の成長を遂げられることを期待しております。」

●株式会社ちゅうぎんキャピタルパートナーズ　代表取締役社長　小橋　栄紀 
「プレシリーズBに続いて出資参画できること大変嬉しく思います。「Power Base」を起点に「メイドイン玉野」の蓄電池が全国へ出荷されていく様子を間近で拝見し、パワーエックスの蓄電池やサービスは、自然エネルギーの爆発的普及に大きく貢献するものであると改めて強く感じております。パワーエックスの挑戦を日本の未来へと繋げるために、岡山県の地域金融グループとして、関係する皆さまと協力し、蓄電池の普及推進と安定的な再生可能エネルギーの供給サポートを通じ、瀬戸内経済圏の脱炭素推進、発展に貢献してまいります。」

■当社取締役兼代表執行役社長 CEO 伊藤 正裕のコメント

「この度は、日本を代表する企業様にシリーズCの前半にご出資いただき、深く感謝申し上げます。パワーエックスは現在成長期に入り、多くの受注に対する量産、出荷、製品の稼働を順調に進めております。我が国においても再生可能エネルギーの導入が本格化しており、大型蓄電池には価格と性能に加え、国産ならではのメンテナンスや対応力が求められております。これらの需要にしっかり対応すべく、従業員一同、改めて気持ちを引き締め、邁進してまいります。」

※当プレスリリースはパワーエックス事業に関する情報提供のみを目的とするものであり、金商法上の有価証券の勧誘行為を行うものではありません。