数々の『出会えるノウハウ』を生み出したきっかけは、一枚の写真だった【マッチングアプリ大学TV講師ダニエル・ニシにインタビュー】

企画の裏側

2024年9月12日 14時00分株式会社ネクストレベル

2024年8月に株式会社ネクストレベルが運営する情報メディア、マッチングアプリ大学の公式Youtubeチャンネルをリニューアルし、「マッチングアプリ大学TV」を開設しました。JOY氏含む5名のタレントが、マッチングアプリのノウハウを分かりやすく紹介する番組です。

そこで講師を務めるのが、マッチングアプリ大学の編集ディレクターのダニエル・ニシ。ダニエルはサイト内で数多くのノウハウを展開しており、「マッチングアプリ大学TV」でもその一部を紹介しています。

今回はそんなダニエルに、マッチングアプリ大学TVの収録の様子や、ノウハウを生み出したきっかけについて聞いてみました。

楽しさあふれる「マッチングアプリ大学TV」収録の舞台裏！

引用：Youtubeチャンネル「マッチングアプリ大学TV」より

ーーーマッチングアプリ大学TVの収録はどうでしたか？現場の雰囲気など教えてください。

ダニエル・ニシ（以下、ダニエル）：

緊張しましたが、かなり楽しかったですね。2日間で10話を撮影したのですが、ずっと笑いっぱなしでした。スタッフも含めて全員が楽しんでいた印象で、笑い声が絶えなかったですね。

収録現場は初めてだったのですが、キャスト・スタッフの方々の気遣いや空気づくりのおかげで安心して挑むことができました。僕はいつもパソコンに向かって仕事することが多いので、ギャップが大きかったです（笑）

ーーーキャストのみなさんはいかがでしたか？印象など教えてください。

ダニエル：

当たり前なんですが、やっぱりJOYさんはMCが上手だなと。上手い具合に進行してもらえるので、自然と会話が生まれやすかったと思います。僕にも分かりやすいように話題を振ってもらえたので、話しやすかったですね。

実は僕は、もっと細かくセリフが決まっていると思っていたんです。でも大まかな流れと重要なポイントが決まっていただけで、あとはすべてアドリブ。みなさん臨機応変に対応されていて、プロだなと実感しました。

あとはキャスティングのバランスが良く、出演者同士の相性がとても考えられていると感じました。MCのJOYさんとYoutuberの茸さんはとても親しいようで、二人の掛け合いが良かったですね。グラビアアイドルの柳瀬さんもJOYさんと別の番組で共演されていたらしく、息がピッタリでした。

ーーー現時点では第一話のみの出演ですが、このあと第六話からも出演されるそうですね？

ダニエル：

はい、再び登場します。

6話からは、マッチングアプリで結婚した人のエピソードに基づいて、どういう流れで結婚まで行ったのかをノウハウを交えて紹介します。例えば「どのようなメッセージを送ったでしょうか？」などクイズ形式で進行するので、マッチングアプリにあまり興味がない人でも楽しめると思いますよ。

工夫次第でマッチング率は上がる！そんな確信から数々のノウハウが誕生

ーーー「マッチングアプリ」という言葉が確立さえしていない時代から、マッチングアプリのノウハウを数々展開されていますが、そのきっかけについて教えてください。

ダニエル：

当時のマッチングアプリは出会い系サイトと同等の扱いで、「怪しいもの」「怖いもの」という印象を持つ人が大半でした。そのため、マッチングアプリに関連するサイトはほとんどなく、ノウハウもまったくありませんでした。

僕は記事を書くためにマッチングアプリを始めたのですが、最初はまったく上手くいきませんでした。独身で彼女もいなかったので本気で取り組んでいたのですが、それでも全然ダメだったんです。マッチングしなさすぎて、横浜に住んでいるのに山形在住の女性とマッチングしたりしました。当然ながらリアルに会えないので自然消滅。そんなことを数ヶ月続けていました。

転機が訪れたのは、マッチングアプリのプロフィール写真を専門で撮っているカメラマンに出会ったことです。撮ってもらった写真に変更した途端、女性からの「いいね」の数が3倍に増えたんです。

その時に、「マッチングアプリは、やりようによってマッチング率を上げられるんだ！」と確信しました。そこからトライアンドエラーを繰り返し、写真以外でもマッチング率を上げるコツが分かったので、それをノウハウとして提供したという経緯です。

ーーーちなみに反応が良かったプロフィール写真とは、どのようなものなのでしょうか？

ダニエル：

メインに設定したのは、長袖の白シャツを少し腕まくりして、パソコンに向かっている姿を横から撮った写真です。白い壁をバックに撮影しました。腰あたりまで写っているので、顔と全体の雰囲気が分かるような写真ですね。

マッチングアプリは「外見がよくないと難しい」とよく言われますが、必ずしもそうではありません。悪いのは外見じゃなくて、写真の撮り方なんです。男性で多いのが、アップの自撮り写真。変更前の僕の写真もそうだったのですが、これだと顔面勝負になってしまいます。

目指してほしいのは、男性なら「雰囲気イケメン」。僕のようにプロに依頼しなくても、友人や家族などに撮ってもらったもので良いと思います。写真を変えるだけで、出会いのチャンスを作れるようになりますよ。

ーーー反応の良いプロフィール写真であれば、誰でもマッチングアプリで出会えるようになりますか？

ダニエル：

100％とは言えませんが、誰でも可能性はあると思います。ただ、最低限のノウハウを抑えることは不可欠ですね。これは数学で問題を解くための公式のようなものです。マッチングするためのセオリーを知ると知らないでは、結果に大きな差が出ます。また、「絶対に出会いたい」という気持ちも大切です。

僕は、リアルな現状を記事にするために、これまで数多くのマッチングアプリ利用者にインタビューを行いました。その中で、マッチングアプリで出会った人と交際や結婚に至った人に関しては、みんな自分なりの工夫をしていました。

例えば、ある女性は、理想の男性と出会うために「100人と会う」と目標を設定したそうです。土日は、朝・昼・夜と別々に3人と会う。そうして数多くの男性と会った結果、今の旦那さんと出会ったと言っていました。

また、ある男性は、マッチングした女性と会うために、東京在住にも関わらず九州を含めた全国各地まで足を運んだそうです。相手の女性と話を合わせるために、話題に出たアニメや映画をすべて観たという男性もいました。

今回紹介したのは少し極端な例で、ここまで頑張らなくても大丈夫です。でもやる気と工夫は一定必要だと思います。頑張りすぎると疲れてしまうので、楽しんでやろうという意識を持つと良いですよ。

ーーー今ではマッチングアプリでの出会いはスタンダードになり、結婚のきっかけランキングでも一位となりましたが、このような状況を予想されていましたか？

ダニエル：

ある程度予想していたからこそ、僕たちはマッチングアプリの普及に力を入れてきました。コロナ禍で利用が急激に加速したので、予想よりも早かった印象はあります。

この約10年でマッチングアプリの種類も大幅に増え、機能性もかなりアップしました。以前はアプリ上でやり取りする手段はメッセージだけでしたが、今では電話でのやり取りも可能です。時間制限があるので、適度な長さで会話を終わることができて逆に使いやすいと感じますね。デートに誘いたいときは、メッセージよりも断られにくいので、電話機能を使うと良いと思いますよ。

過去にマッチングアプリであまり出会えなかった人も、もう一度チャレンジしてみる価値はあると思います。薬や化粧品も人によって合う・合わないがありますよね。それと同じようにアプリも目的や年代によって相性があるので、自分に合うものを探してみると良いのではないでしょうか。